2017年 11月の記事一覧
では、仕事がなくなった人々は何をするのでしょうか?
そんなことは、誰にも分からないと思います。分かるはずがありません。(類のない変革期であるのですから)
ただ、そんな中でも、ベーシックインカムという注目される仕組みが1つあげられます。
現在、大規模なものだとフィンランドで、失業者2000人を対象にした二年間の社会実験がすでにスタートしています。
これは、政府が全ての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策です。(日本では希望の党が公約の1つとして掲げていました)
ようするに、将来AIに職を代替されても、AIで得た利益を国民全員で配分しましょうよというものです。
今現在、経済が成長しても、先のメガバンクのように富は会社や経営者に留まり、働く人には回ってきません。
それを考えると一考する価値は十分にあります。
フィンランドでは、月に約7万円が支給されています。
当然、これでは最低限の生活しか出来ないので、働くことも自由です。
生活保護などは、別の職業を持つと減額されたり打ち切りになりますが、ベーシックインカムはいくら働いても減額されません。
AIを通して、人は働かず、企業や国家間で富を競うそんな時代が近い将来訪れそうです。
ベーシックインカムが導入されたとして、国の力・利益によって国民へのお金の配分は大きく違ってくるでしょう。(当方は、これに関してあまり悲観はしていません。日本人の優秀さを信じて疑いませんから。ただ、このITの中のAI分野で日本は非常にのんびり構えている気がします。乗り遅れなければ良いのですが・・)
「ベーシックインカム」
しかし、どうなのでしょう。
何もしなくてもお金を貰える。
そこに人生の充実感や喜びを見出せるものなのでしょうか?
(当方などは、没落していきそうで怖いです)
ただし、それでもまだマシです。なぜなら、仕事がなくなっても最低限のお金は貰えるのですから。
一番最悪なのは、進化することにより、仕事がなくなり生活するお金もない人々が溢れる状態になることです。
そう考えるとベーシックインカムかそれに近い制度に行き着きます。
そうでもしないと、国家として機能していない無法地帯になりますから。
職を失い人々の暴動が起きる。
そして、その時それに対峙するのは、
無機質なロボット(これは怖いですね。中国とかは何の躊躇もなくやりそうで)
なのでしょうか。
この話まだ続く
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日本国内大手銀行(三菱東京UFJ・三井住友・みずほ)いわゆるメガバンクと呼ばれる大手銀行があわせて3万3千人もの人員削減の方針を掲げました。
みずほに関しては、グループ全体の従業員を6万人から4万人ほどに削減する大リストラとなります。
これが実行されると、行員の3人に1人が職を失うことになります。
それほど経営が厳しいのでしょうか?
そうではありません。みずほフィナンシャルグループに関しては、昨年度6035億円という巨額の最終利益をあげています。
エリート層である大手銀行などかつての安定企業の代表業種であっても、また、会社に莫大な利益があっても切り捨てられる、そんな時代になってきているのです。
そうです。AI(人工知能)、ロボットなどIT分野の著しい進化によってです。
今後20年で日本の仕事の約半数が、AIやロボットに置き換えられるというデータもあります。
2045年までに全人口の1割しか働いていないと予測する専門家もいます。
当方のようなアナログ・昭和の人間には「そんなことは絶対にないよ!」という気持ちが今でも強いのですが・・
異常な速さで日進月歩進化するITに関しては、まんざら上記データも違ってないのではないかとも思えてしまいます。
〇米IT大手グーグルの自動運転部門「ウェイモ」は、アリゾナ州の一部公道で「完全自動運転」の無人ロボットタクシーによる配車サービス試験を始めると発表。
〇アラブでも、こちらは無人ドローンによる空飛ぶタクシーのテスト飛行が行われた。
いずれもそう遠くない将来実用化されるのは間違いないことです。
世界各国では「無人コンビニ」「無人ホテル」「無人物流センター」、日本だと「無人の牛丼店」などがすでに営業しています。
そうは言っても、対面での臨機に応じた対応が必要である、例えば弊社のコンサルティングなどはどうやってもAIやロボットには無理でしょう!?
勿論、そんな気持ちやプライドは強く持っています。(そう信じたいです笑)
が・・・
ただ、例えば中国などは教育分野にもAIを使った教育を国家戦略として位置付けると発表しています。
昨年は、5兆円以上もの巨額の費用をこの分野に費やしています。
将来的に学校教師までもがロボットに仕事を奪われる可能性が否定できません。(怖いですね)
もしかしたら我々人類は、過去に類をみない変革期を「今現在」迎えているのではないでしょうか。
この話続く
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