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 先ず最近の出来事と小旅行から、中国の本質を示す若干の事柄を報告しましょう。 1、5月下旬に現地知人達に会う為大連に行った。3年間生活した開発区だが、市街地の環境保全が改善されているのを目にした。それは街角にあまりゴミ箱を置かず清掃要員も見かけなかった。1960...

中国の対日好感度は、この十数年悪化し続けている。更に一路一帯政策など世界的規模での経済政策を展開し始め、長年の軍事力強化と相まって、「China Dream」(世界の富の三割を産出した18世前半の乾隆帝統治時代への回帰)の実現を計ろうとしていることは間違いない。一方経済...

 タイトルとは異なるが、もう一回横道にそれて日本人の異常な平和維持感覚に就いて述べましょう。大多数の日本人は米軍基地の存在は不愉快だが、いざと言う時には米軍が守ってくれると信じていることです。再三にわたり日米首脳が尖閣諸島は日米安全保障条約の範囲内であると...

前回、日本の“島国根性”に就いて若干記したが、本来混血だった日本人が時間の経過に連れて同化し、同一民族の社会の中で生活しているとの潜在意識になった。逆に言えばアメリカや中国のように、沢山の異民族が混在して頻繁に接触する機会がないので、他民族との相違点を意識す...

  ここで寄り道をして、意外に知らない我々日本人に就いて記してみたい。日本人の特徴、特に前回稀に見る性善説に近い民族性を有していることを記したが、自分を見つめ直してみると他人がよりよく理解できると思うからである。前にも記したことがあるが、注意すべきことは人...

前回の(137)を読み返してみると、何故中国人は「快楽民族」と言い切れるのか、何故日本人は緊張民族と論断するのか、古詩「鼓腹撃壌」の背景、王昭君の降嫁させられた匈奴(後代のモンゴル)の侵略性について、あまり分からんと思われる方々も多いのではと思われるので、もう...

 私の中国での長期滞在は、2009年8月末71歳にして終了し、その後は短期旅行のみとなったので、時間系列的紹介は一段落としたい。とどのつまり中国(人)とは何ぞや、と言うことに収斂・総括してみたい。学生時代、東京のアメリカ人の家に一年弱居候していた時を含め、主として...

大連と言えばアカシアが有名で街路樹にも沢山あるが、軽軌鉄道の開発区駅の裏山とも言うべき砲台山公園では大木が多く開花時期には沢山の行楽客を集める。又土地の人々はこの花びらを採集して食用にしている。大連は特に親日的であり(203高地には乃木希典の指示で作った薬きょ...

上海は進出工場の立ち上げ協力であったので、2005年前半の半年のみの滞在であった。当然帰国する積りでいたが、一年前まで勤務した寧夏の工場で管理担当の日本人が予定より早く帰国してしまったので、次期派遣者との引継ぎもなく困っているので、現地での仕事要領について伝授...

前回、日本の国としての中国への援助プロジェクトの現地拠点での勤務時の体験や見聞を紹介 しましたが、読み直してみると簡略過ぎたと思われるので、若干補足しましょう。 戦前の日本の侵略による被害に対する賠償を、1972年の国交正常化時の交渉で、中国は辞退したので...

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