中国の習近平がモスクワ訪問に重なるが如く、岸田総理のウクライナ訪問となり、夫々が旗幟鮮明になったが、ロシアや中国に対して大きな打撃になったとは言えない。日本や欧米諸国がロシアのウクライナ侵攻に反対しているのは先刻承知のことであり、中国にとっては場合によっては台湾への侵攻もあり得ると公言しているからである。また現状維持とか法治主義を守れとの主張も彼等には通用しないことも十分に考慮すべきでしょう。彼らは「西側諸国に法令があるように我々にも法令があり、それを我々は遵守している」と主張するのは明白であるからで、彼らの歴史認識に照らしても尚且つ誤りであると言えなければならない。これは一種の言論戦であるからです。従い彼等にも反論しにくい表現方法や歴史認識を考慮すべきでしょう。例えば:
1,    第二次戦争時代までは、民間住宅等への爆撃も特に犯罪行為とはみなされなかったが、現代では戦争犯罪になっている。
2,    核攻撃も相手国が核保有でなければ戦争犯罪になる。
3,    少数民族の風俗習慣等独自性は尊重されねばならない。
4,    覇権主義は反道徳的なものである。中国も覇権主義反対を公約していた。
5,    台湾は歴史上一度も共産党や共産党政権に支配されたことがない。
6,    更に日本に対する歴史認識問題では中国と韓国は、特異な認識をしている(と言うより感情を抱いている)。戦前日本は中国各地に租界地を保有し、満州国を成立させ朝鮮半島は日本に併合しており、東南アジアや太平洋諸国にも広範な支配地域を有していたが、これ等の国々は反日意識を有していない。ましてや韓国の如く慰安婦問題や強制労働云々と騒ぎ立てることもない。特に大きな問題は中国の歴史認識問題である。
7,    戦前日本は大東亜共栄圏を目標としていたが、現在の中国は恰もそれを真似しているが如きである。日本が海洋国家であるにも拘わらず同時に大陸国家たらんとした過ちは、中国に置き換えれば、大陸国家である中国は同時に海洋国家たらんとしてはならない。そうしようとするなら、必ず失敗に終わるであろう。むしろ昔の日本で見習う点があるとすれば五族協和であろう。昔孫文や毛沢東も同様の旗印を掲げたが、いつの間にか消えてしまった。
  尚、韓国の反日気風はコンプレックスから生じているので、対処方法は一工夫が必要である。「古代文明では日本の師匠であり先駆者でもあったが、日本からは何回となく武力侵攻を受け、最後には併合されてしまった。事ある如に謝るべし」と言うのが本音であろう。日本からは「仏教伝来、漢字の導入他過去の歴史はありのままに歴史教育に取り入れており、豊臣秀吉の朝鮮侵攻の後江戸時代には朝鮮通信使を何度も受け入れ丁重に持て成したものである」として、褒め殺しが最適であろう。即ち韓国側から何かとケチ付けた際には無視するのが最善であろう。
 人間は他の動植物同様環境により多大な影響を受けるものであり、他の島国の人達と同様見知らぬ人たちにも親切であるが、騙され易い欠陥がある。中国や朝鮮半島の人々の如く民族抗争の歴史を歩んできた民族とは大きく異なる。多分「オレオレ詐欺」の如き犯罪は日本の如く多くはないであろう。猜疑心が強く日本人のように簡単には他人を信用しないからである。

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