ブライダル事業は、「思い出創造業」?
病院は患者さまの「憩いの場」?
経営コンサルタントはあなたの身近な主治医?

何でも良いです。自社の事業を消費者・利用者から見てわかりやすい言葉に置き換えることです。そうすると戦略が見えてきます。

例えば病院の場合、通院されている高齢者の方はたいへんです。毎日、病院へ行く用意をして出かけられます。でも少しぐらいサボろうという気持ちはないです。病院で診てもらう、薬をもらうという以上に大事なことがあるからです。

それは、病院のロビーへ行くと会話ができるからです。お友達に会えるからです。家に居ても誰も来てくれません。病院へ行くと先生や看護婦さんにも会えます。そのことが癒しになっています。

同様にブライダル事業も同じです。結婚式を挙げればそれで終わりでは寂しいです。何年か経って自分たちが式を挙げたところを見に行ってみたいということもあります。お子さんができたり、節目の年などにもう一度自分たちを再確認するために訪問されます。

挙式という商品は一生もの。何か物が残っている訳ではないですが、そこには思い出が残っています。それを探しにまた戻って来られます。何かそれを上手に受け入れてあげる方法や仕組みがないか常に考えています。

こうやって自社の事業を言葉に置き換えることによって戦略が見えてきます。従業員やスタッフにもわかりやすいです。自分たちはどのようなことにチャレンジしないといけないのかがわかります。

おそらくビジネスが成長軌道に乗る時というのは、このキャッチコピーが見つかった時ではないでしょうか?

ブランディングと言うと何か難しい戦略のように考えがちですが、身近なところに落ちているようです。

良いキャッチコピー見つけて下さい。それが飛躍のきっかけになるかもしれません。

キャッチコピーでブランディング。
経営戦略の根幹がここにあるような気がします。

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