例えば、食品スーパーの場合、どの店で購入するか主婦は決めています。あるいはチラシの入る日を知っていて、チラシの入った店に行くようです。

新規顧客を増やすためにチラシをまいて集客しようというのが当初の計画だったと思いますが徐々にその効果が薄れています。

それに新聞の購読率も下がって来ています。若い人たちへ向けて情報発信する手段としては、違った形でないと通用しない時代です。

果たして本当に、新聞折り込みチラシで新規顧客はどのくらい増えているのでしょうか?業種・業界によっても反響率は異なって来ると思いますが、以前に比べて低くなっていることは確かだと思います。

では新聞折り込みチラシの効果に何を期待すれば良いでしょうか?
チラシを入れることで、販促期間中の売上高を作り達成させるということは大事だと思いますが、その中身の検証が必要だと思います。どのような顧客が来店されたのか、買い上げ点数や客単価はどうだったのかを分析しないと、今後の戦略が組めません。

どの店でも新規顧客が増えずに苦戦されています。しかし、新規顧客を確実に増やすことができる販促手段を特定できないでいます。販促手法も様々なものが世の中に出て来たため分散化が起こっています。なかなか当たりの販促を見つけるというのが難しくなっています。

店を知っていただくために新聞折り込みチラシを入れてこられたと思いますが、実際にはいつも利用されている方が、今度はどんな企画なのかと思って見ておられる方が多いようです。

新聞折り込みチラシのあり方や目的をもう一度見直した方が良いかもしれません。

競合他店がやっているので自社も止められない。売上が欲しいからチラシを打つ。これを繰り返していると反響率は落ちて行きます。より価格訴求したものをお客様は要求するようになり利益率は下がる一方です。

販促企画に関しては、すべての手段を洗い出し、再検討する時期に来ているのではと思います。

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