ルーティンワークになりがちなためかなり難しいと思います。しっかりと目標と問題意識を持って業務に当たらないと本当にルーティンワークになってしまいます。

社内で優秀な経理担当者というのは、何ができる人を指しますでしょうか?
例えば、資金繰り表が作れたり、銀行交渉ができるということも挙げられると思います。そういった具体的な業務内容をピックアップして、キャリアプランに落とし込むことが大切だと思います。

伝票処理の精度を上げるだけでなく、目標となる業務内容が明確にされてはと思います。それと各業務を教えて、やってもらうことも大切です。いつも業務ごとに担当者が決まっていて、それを毎日こなすだけでは成長しません。上の人から順に自分の仕事を部下の方に教えてやってもらうことが大事です。

経理は会社の柱です。経理からさらに会社の財務面まで見るようになると、次は役員のポストが見えてきます。逆に役員構成の中に経理・財務担当の方が入られているというのが理想だと思います。個人企業から組織的な企業へと発展した場合、財務担当役員が重要な役割を果たすようになります。

また経理担当者の方にやっていただきたいことがあります。それはミーティング・会議です。どうすれば伝票の処理が早くなるか、どうすれば稟議が早くなるかなど、現状の問題点を出して欲しいということです。

なかなか言いづらいかもしれませんが、経理を強くし、スピードアップすることが一番の効率化になります。できれば定期的に社内の効率化というテーマで議論する場があっても良いのではと思います。

会社が経理という部門をどのように考えているかで、会社の成長度が決まるかもしれません。それくらい重要なポジションです。

経理という視点だけでなく、会社全体の視点でどうあるべきかを考えていただき、会社を良くするという意識が大事です。少しでも会社を良くして利益が上がるようにしたり、資金繰りに余裕ができるように業務を効率化するという目的意識を持っていただくことです。

経理が強くなっているということは成長を意味しています。経理担当者の方が成長できる目標設定やキャリアプランの作成が急務のような気がします。

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