昔からの専門店さんにこの傾向が強いです。値引きをしたことがない。販促は打ったことがないとおっしゃいます。それに今後も一切行う予定はないと断言されます。

でも売上は低迷していて、何か手を打たないとさらに悪くなりそうな感じです。
値引きや販促は安くするとイメージが強いのかもしれませんが、今までやってこなかったことも含めて考えた方が良いのではと思うことがあります。

実際、値引きや販促を打たずに売上を回復させることは可能でしょうか?
目先の売上を考えると値引きと販促が一番効果的です。それを行わずに売上を上げたいとなると時間がかかり、逆に費用がかかる場合があります。

例えば、
看板を変えたり懸垂幕、三角看板などで店頭のにぎわい性を作る。
内装を変えて雰囲気を変える。
メニューの構成・内容を変えてみる。
積極的に接客サービスを行う。
等々、対策は色々ありますが即効性は期待できません。また、この対策だけで新規客が増えたり、リピーターするかどうかはわかりません。

店全体を見直すとなると費用がかかります。ひょっとすると年間の販促費以上に費用がかかるかもしれません。

それに値引き・販促なしの場合、お客様に認知していただくのに時間がかかります。そうすると売上のアップ率も緩やかになります。期待されている売上に到達しない可能性もあります。

あまり大きくやり方を変えないで売上を上げたいという気持ちもわかりますが、
少しでも何かを変えて行かないと厳しいような気もします。

自分の考え方が少しでも変われば、スーッと売上が上がるかも?
固定概念をどこかで崩さないと、残るのはプライドだけになってしまいます。

業績が好調な時は良いですが、状況が苦戦中であるならば、一歩前に踏み出す勇気も必要だと思います。

大きな値引きや販促でなくても何か一度やってみたいと思うことはないでしょうか?誰でもやったことがないことに対しては否定的になりますが、自分の心にスイッチが入った瞬間、すべてが好転し出します。

調子の悪い時は、値引きや販促に限らず、今まで否定してきたことを見直されても良いのではと思います。

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