よく質問相談がありますが、直接売上が上がることはないと思います。ただし、躾教育は経営では大事なことだと思います。業績が上がることはないですが、逆に下がる可能性は大いにあります。

躾教育ができていないと、利益の出ない会社になります。決まりを守らなくなり、何事にもルーズになります。会社人としての行動が取れない状況になると、業績は下がるかもしれません。

一番危機感を感じておられるのは社長だと思います。甘やかして育ててきたために、他社に比べてレベルが低いのではと危惧されます。

おそらく何らかのきっかけや気付きがあったのだと思いますが、躾教育は急に何かを変えるということはできません。日々精進して取り組むしかないことです。当たり前のようなことを毎日繰り返し教育していくしかないです。

社長だけでなく、幹部社員の方で躾教育をされている方が社内におられますでしょうか?出来ている会社は、先輩社員がしっかりと教えられています。会社として時間を取ったり、研修会を実施しなくても良い社風があれば、自然と出来ています。

でもそのような人や社風がないから悩まれているのだと思います。まずは社長が自ら厳しく社員に教えて行くことが大事です。社員に対する甘えは、自分の中の甘えと同じです。厳しく接するということがないとどうしても甘えが出てきます。

また、躾教育の目的は、業績アップではなく他にあるように思います。なぜ躾教育が大事かと言いますと、すべてにつながってくるからです。

例えば、以下のようなことにつながってきます。
1.クライアントやお客様からの評価
2.経費のかからない会社づくり
3.上司や部下など、人を大切にする気持ち
4.自分で目標・目的を持って仕事ができる
5.人に迷惑をかけない、責任を持って仕事ができる
6.すべてに感謝することができる
7.世の中のルール、業界のルール、会社のルールを遵守する
などなど、目に見えない、数字では表れてこないようなことができるようになります。

しかし、経営では見た目の数字よりもこの方が大事です。数字は結果に過ぎません。

企業を成長させ、安定化させるためには躾教育が最終的には大事であることを認識されているからこそ常に話題に挙がるのだと思います。

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