どんな企業でも光の部分が見えて来ると、脚光を浴び出します。噂になって行きます。人はその光の部分に憧れます。

しかし、実際には、最初から輝いていた訳ではないです。かなりご苦労されたのだと思います。人には言えないような様々な苦労や経験があって初めて今輝いておられるのだと思います。

客観的にそのような企業から学ぶ場合は、光の部分よりも影の部分を学ぶことが大切だと思います。どんな苦労や経験をされたのか、そこに繁盛の秘訣があると思います。

マスコミや雑誌に取り上げられているものとは別の顔があるかもしれません。良い意味で隠したいような何か秘密があるかもしれません。

本当にその企業や店のことを勉強したいと思うならば、直接トップの方に合わせていただき、話を聞かれるのが良いと思います。

簡単に経営が上手く行くとは思えません。いろんなハードルを乗り越えられていると思います。それを学ぶことが一番勉強になると思います。

影の部分は人に知られたくない、過去のことにしておきたいという気持ちもあると思います。でもそこに成長の秘密が必ず隠されています。

本や雑誌に書かれている通りにすれば同じような企業になるかというとそうではないです。そこに書かれてあるもの以上のことを知ることができるかどうかが鍵です。

影の部分や失敗経験ばかり追いかけると暗くなると思われるかもしれませんが、経営に活かせる教訓がそこに詰まっています。

人は成功体験からよりも失敗体験からの方が学びが多いと言われます。成功体験をいくら聞いても、それはその方の資質と様々な条件が重なった結果です。真似ようと思っても簡単に真似ることが出来ない場合が多いです。逆に失敗体験からは様々な気付きがあります。直接、自社に何か活かせるという訳ではないですが、聞いておいた方が良いこと、知っておいた方が良い話がたくさんあります。

影の部分の研究が必要かもしれません。光が当たるまでの数々の苦労話。光が当たっている方には、是非、そのような話をしていただきたいです。

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