実際利益を出されている企業は、厳しいと言えるのではないでしょうか。でも行き過ぎた厳しさが指摘されているのだと思います。異常な数値の離職が発生して来ると、どこか修正が必要かもしれません。

今利益が出ていても安心することはできません。今の利益は、将来を保証するものではないからです。将来を安定化させるためには、従業員満足という視点からも会社を見直す必要があると思います。

従業員側から見ると、雰囲気が悪くなったり、離職率が上がっているのは、会社の厳しさが原因だと思ってしまう風潮があります。しかし、良い意味での厳しさを無くすとどうなでしょうか?それこそ利益は出なくなります。

そのためには、出来る限り従業員の方々に納得してもらうことが大事になってきます。幹部と社員の間で会話のない会社が一番危険です。

退職者の補充を行うための採用になっていると、いつか破綻すると言われます。採用は未来を創るための投資であるべきです。

それでもやはり気になるのは、厳しさが目立つ会社です。厳しくし続けることで利益をねん出して来た会社は、もうこれ以上厳しくできなくなっているのではと思うのです。それが離職率という数値になって表れてきます。

会社というのは厳しさを持つのは当たり前ですが、それを逸脱しないようにセルフコントロールすることが大切です。それを持ち合わせていないと、操縦不能となります。

厳しくするのと並行して、従業員の声を聞く場を設けておられますでしょうか?企業破綻の要因は、外部要因よりも内部要因の方が大きいと言われます。離職率に変化が見られるということは、良くない兆候が出ていると判断すべきでしょう。

これは、トップの厳しさで売上を伸ばして来た企業が必ず訪れる危機です。今の時代、どうも厳しさだけでは長続きしないようです。厳しさに何をプラスアルファさせるか、それが企業経営の鍵のように思います。

厳しい会社ほど、真剣に考えないといけない課題ではないでしょうか?

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