部屋出しから食事処・レストラン形式へ変更されることがよくあります。目的は2つあり、経費の削減(人件費の削減)と出来たての料理の提供です。ところが提供方法を変えただけでは、根本的な改革になっていません。

ホテルや旅館に宿泊してお客様が印象に残るのは、温泉やお風呂と食事です。特に食事のイメージが良くないとリピートされません。

提供方法を変える以上に、中身を検討されることをおすすめします。

例えば、
1.ビックリメニュー
2.名物メニュー
3.パフォーマンスメニュー
4.見て楽しいメニュー
5.自分で作るメニュー
などなど、今まで出来ていなかったメニュー開発を行うことです。印象に残るようなメニュー、ビックリするような美味しいメニューが欲しいです。

地産地消と言っても今ではどこのホテル・旅館でも実施されています。それを超える何かが必要です。

当館でしか食べることのできないもの、町場の飲食店では食べることができないもの、百貨店のデパ地下でも購入不可能なもの、家庭で再現しようと思っても難しいようなものを作ることが大切だと思います。

ホテル旅館業は、大きな箱物施設を抱えていますが、施設にお金をかけることが難しいです。手を入れようと思えば、かなりかかるはずです。気になる点もたくさん出てくると思います。

大きな投資をせずに活性化を考えるなら、メニュー開発に力を入れることです。施設は年数が経てば古くなりますが、メニューは古いと思われないように、常に斬新なものを提供して行く必要があります。

リピーターのお客様からも毎回高い評価を得ようと思えば、メニューで印象に残らない限り難しいです。

提供方法の変更をお考えなら、メニューの内容そのものを見直されてはと思います。あるいは提供方法を変えずにメニュー内容を見直す方法もあります。メニューそのものが変化しないと、お客様に評価されないのではと思います。

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