オープンのお手伝いよりもひょっとするとオープン後のお手伝いの方が多いかもしれません。綿密な計画を組んでオープンされたが、その後の経過が良くないために相談があります。

オープン後調子が良くなければ、なるべく早く見直しをかけることをおすすめいたします。悪いままほっておくとさらに悪くなります。

想定した客数が来ていない、売上が思うように行っていないという状況のようです。でも最初から思うように行かないものです。特に飲食業の場合、スタートダッシュしようと思っても口コミで広がって行くためには時間がかかります。それも1カ月くらいで達成できるものではなく、長期戦を考えないといけません。

しかし、あまりにも数字が悪い場合、テコ入れが必要です。まずお店を知っていただくための方策を打っているかどうかです。開店してもお客様を待っているだけでは厳しいでしょう。何らかの販促企画が必要です。

新聞折り込みチラシや雑誌掲載、近隣へのポスティング、ビラ配りなどを地道に行っていかないとお客様は来ていただけません。お客様が来られていない場合には、すぐにハンドビラを持って外で配るくらいの姿勢が必要です。それも他人に頼むのではなく、店主自らが配るくらいの情熱が必要です。

それとお客様の数は少なくても少しは来ていただいている訳ですから、お客様に率直に感想を聞くことです。それを一つずつクリアして行くことが大切です。

特に商品・メニューの改善は、日々行わないといけません。自己満足で終わらずにお客様の口に合うように改善して行くことが必要です。

そのような施策を打っても改善の見込みがないようなら、少し大きな手術が必要かもしれません。外部のプロの専門家の方の力を借りて、店舗診断を受けられてはと思います。

オープンされて調子が悪いと思ったらすぐに専門家の診断を仰ぐのか、それてもやれることは自分たちの手でやってみるのかは、オーナーの判断次第です。

正直、どちらが良いとも言えません。しかし、何も対策を打たずにお客様を待つというのだけは、止められた方が良いです。

また悪い思うところ、お客様から意見をいただいたことを必ずノートに書き記して下さい。それが財産になります。

頭の中であれこれ考えるだけでなく、紙に書いてみて、できることできないこと、すぐやることすぐにできないことを整理して改善することが大切です。

オープン後調子が良くないと不安になります。自分たちの力では無理ではと思った瞬間、プロの方に早めに診断を受けられてはと思います。

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