ビジネスホテルの夕食・昼食は、本当に難しいです。すべての方が大満足ということがないです。

ビジネスホテルの利用は、ほとんどが県外客です。それもいろんなところからビジネスや観光でお泊りになられます。そうすると必然的に食事の味つけが難しくなります。特に、東日本の方も西日本の方もご利用になられるホテルは本当に悩まれます。

旅館の場合は、地元の料理が主です。お客様もそのことを承知の上でお食事をされます。口に合うものや合わないものがあっても理解されています。

ところがビジネスホテルの場合は気を使います。地元の味で押し通しても良いものかどうか?

東の方の宿泊が多い時は味は濃い目に、西の方が多い時には味は薄めに作る?

臨機応変にできれば良いですが、そんなに簡単には行きません。どちらからお越しになられたかでお一人ずつ味を変えることはできません。

朝の朝食時に、関西の方の場合は納豆を控え、他の食材に代えるくらいしかできないです。個別対応することは、なかなか難しいです。

結局、旅館と同じように地元の味にされるのが良いのではないでしょうか?ただし、地元の食材であることがわかること。地元の味わいであることがわかること。印象に残るような作り方・提供をすることです。

地元をもっと知っていただくという方向性で良いと思います。そうした方が調理長さんも専念できます。

旅の楽しみは、その地方の食べ物を食べることです。仕事で行ったとしても夕食や朝食は楽しみです。口に合わなくても思い出になります。話のネタになります。

最近、どのホテルへ泊まっても朝食に変わり映えしないのが気になります。地元色をもっと強く出して欲しいと願うのは私だけでしょうか?

地元色の強い食事を出されているところが、評価が高くなるのではと思います。
ホテルの食事がマンネリ化してきている時だからこそ、地元色、大事にして欲しいと思います。

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