なぜ会社は社員を雇用するのでしょうか?

もうほとんどの業務が流通業界ではパート・アルバイトさんでもできます。仕事上、雇用形態が違うだけで仕事の中身には変わりがないです。

でも店としては社員がやはり欲しいです。なぜ会社は社員を雇用するのか、大事なのかを理解してもらう必要がありそうです。

通常業務の中で、社員がしなければならない仕事は何があるでしょうか?

例えば以下のような業務を社員の方には求められます。
数値管理ができる(売上や在庫の管理等)
人の管理ができる(シフト組みやメンタルサポート等)
商品の管理ができる(仕入・発注・管理等)

社員の方に求められているのは、一般の流通業における業務内容以上の管理業務です。さらに店長候補として成長して行くことができる方です。

それと意識の問題もあります。店の予算を絶対に達成させるんだという強い意志がないと予算はクリアしません。予算に対して責任を持てる方でないと難しいと思います。

まず自分から予算に対して厳しく行動し、他の人にもその意識を植え付けないと本当に予算達成は厳しくなります。この心地よい緊張感を持てるかどうかが大事だと思います。

店長は必至です。自分の生活を守るために何とか予算をクリアしようとされます。それを見て、自分の心にスイッチを入れることができるかどうかです。

社長からもそのような予算管理の話を具体的に教え込んで下さいと言われます。
技術的な部分よりもまず店の予算をどうやって達成させるか、そのためにはどのような動きをしないといけないのかを伝えることが大事なようです。

与えられた仕事をこなすだけでは社員としてはまだまだです。店の予算、会社の予算をクリアするために日々頭を使って仕事をする癖付けをどうやって付けるかです。

作業面での話は、現場で経験すれば習得可能です。しかし、予算が未達の場合、パートさん・アルバイトさんが遅くまで残ってくれるでしょうか?逆に遅くまで残っていただき手伝っていただくのは良くないです。そうならないためにも日常業務の中でやって欲しいことを伝えないといけません。

現場のことはできて当たり前、頭を使って一歩先を読みながら考えて仕事をする癖付けが大事です。

頭を使ってどうやって人を動かすのか?
社員の方には、それが求められているような気がします。

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