今あるのは、過去があるからこそ。先輩方が今の状況を作ってくれたのだと思います。

会社では過去は大切です。過去を知らずして、未来を作ることができないからです。

中小企業の場合、従業員の方に何も伝えていないこともあります。伝えてもあまり意味がないのではと思っておられるか、伝えることを忘れられているようです。

会社の歴史については節目節目で伝えて行った方が良いと思います。会社のことに興味を持っていただく、会社の過去のことを知っていただくことが社員教育の第一歩です。

会社は生き物です。順調に右肩上がり成長したり、事業継続をしている訳ではないです。今に至るまでにいろんなことが起こっているはずです。どのような状況下でどのようなことが起こり、どう対応したのかを説明することが勉強になります。

自分の会社のことを話すのは恥ずかしいなぁと思われずに、是非、話をされて下さい。これは経営者にしかできないことです。どうやって舵取りを行ってきたのか、従業員の方に知っていただくことが大切です。

同時に、経営理念やビジョンなどもどのように生まれて来たのか、文章化されたのかその辺りの意図も説明されてはと思います。

会社で決まったことについては、すべて意味があるはずです。言葉をそのまま覚えるのではなく、なぜそれが出来上がったのかを知ることが大切です。

未来に向かって良い仕事をしてもらうためには、過去をしっかりと教えることです。

社名や店名の由来はどこから来ていますか?
創業は何年ですか?
事業内容や取扱商品はどうなっていますか?

中長期経営計画書を作成することも大事ですが、是非、会社の歴史も整理されて発表されてはと思います。

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