何はいくらだったら買おうと思うか?お客様の立場になって考えてみることが大切です。逆に言うとその価格にしないと売れないということかもしれません。

マーケティング上大事なのは、この売れる価格を見つけることです。単に価格を見つけるだけでなく、商圏や立地、客層に合わせた価格を見つけて行くことです。

それともう一つ、「飛ぶ価格」というのがあります。何かと言いますと、通常の10倍~100倍売れるくらい効果がある価格です。反響率が異常に高い価格です。この価格も見つけると、集客効果絶大です。

ただし、どこまで安くするかが鍵です。最近よく大手居酒屋チェーン店さんなどで10円販促を行っているようです。一品しか10円にはならないのですが、集客目玉になると思います。

10円にすることでインパクトを与えようとされているのだと思います。実際には、10円にしなくても同等の効果がある価格を見つけられて、それで反響を見るのが良いと思います。

ただし、このお店、10円でなく無料でも良いのですが、販促企画の楽しさを出すためにあえて10円で実施されたのでしょう。

どの業界、どの業種においてもこの飛ぶ価格というのは存在します。お客様心理の中で、ある一線を越えると買わないと損をするというくらい購買意欲をそそる価格があるということです。

それも価格だけ追いかけてもダメです。商品や品番・型番などは、お客様認知の高いものでないといけません。

赤を切ったとしても集客効果が通常の10倍以上になるなら、やってみる価値はあると思います。

売れないから少しずつ安くして行っても在庫が残るだけです。企画を打つ時はお客様心理に立って思いっきりビックリするような価格をぶつけることです。

繁盛店はどこが違うかと言いますと、この売れる価格と飛ぶ価格を知っているということです。

反響率を上げようと思えば、価格に関する研究データが必要になってきます。安易な値付けではなく、意味のある値付けで反響率を上げられてはいかがでしょうか?

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング