ちょっと最近気になることがあります。各種勉強会・研修会に参加させていただきますと、自社の商品を覚えていない、知らない人がいるということです。目先の業務に目が奪われ、基本的なことができていないようです。

教える側も作業しか教えていないので、このようなことが実際に起きています。

例えば、商品を覚えるとは、小売店の場合は、商品名、仕入原価、売価、粗利高(率)、在庫数などがわかること。
飲食店では、食材の産地・調理方法、商品名、おすすめポイント、原価、売価
などがわかること。

商品については会社や店が商品を覚える時間や勉強会を設けるのではなく、自分で空いた時間に覚えることが大事です。

良い仕事をしようと思えば、商品を知ることです。それも深く知ることによって、さらに成果は大きくなります。

上司の方も「商品を覚えなさい」とあまり言いたくないと思います。商品は覚えて欲しいというのが本音でしょう。

日々商品を覚えることを怠らないこと。担当外の商品であっても自店で扱っている商品のことを聞かれたら正確に答えることができるようにしておくことが大切です。

どのお店でも商品知識が完璧というところはあまりないと思います。もっと皆が商品のことを知ってくれれば業績は良くなるはずだと思っている方がほとんどだと思います。

昔は、店に入る前に商品を覚えるのが当たり前でした。それができていないと、上司や先輩から大目玉です。何度も叱られて嫌々でも覚えたものです。でもそれで鍛えられて行きます。必死に付いて行こうとすることで成長し、店の売上に反映していきます。

でも今は状況が違うようです。どのようにして覚えたら良いのか、どういう時間に聞いたら良いのか、そのことから教えた方が良いような気がします。

「覚えてきなさい」だけでなく、「覚え方を教える」時間を上長の方が取ってあげて、手取り足とり教える必要がありそうです。

商品を覚え、お客様に提案することができれば、お店の売上につながることも是非、教えてあげて下さい。

業績が悪ければ、もう一度、商品を覚えるというところに立ち返っても良いのではないでしょうか?

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング