オーナーも従業員の方々もラーメンが好きな方がほとんどだと思います。各人が思いは違ってもラーメンが好きなことには変わりがないのではと思います。少しでも美味しいラーメンを提供したいという思いが伝わってきます。

またラーメン店ではスープや麺の開発に余念がないです。他店の研究も楽しくなさっているように見えます。

だから店は常に進化しています。特に商品に関しては満足されておられず、絶えず理想のものに近づけたいという一心です。自分が考えている100点の商品を作ることが大きな目標のようです。

どうもこの思いの差が、大きな違いのような気がします。自分が100点を付ける商品のために努力をする。今の自分に絶対満足しない。努力を怠るとお客様の足が遠のくということを実感されているようです。

それに決して嫌々仕事をされていません。逆に、スープや麺を作るのが大好きで鍋や機械の横に寝泊まりすることも厭わないと言った感じです。仕事の域を超えていると思います。だからこそ良いものができ、続くのだと思います。

やはり好きな仕事をやれるということは、本当に幸せなことだと思います。一般的に、良い仕事をするためには、仕事を好きになることだと言われますが、元々好きな業界、好きな仕事をなさっている方にとっては、良い仕事という言葉自体が当てはまらいかもしれません。

だから没入できるものを見つけることが大切だと思います。お金や時間のことが気にならないくらいに没入でき、お客様に喜んでいただくこと。そのことがわかっておられるからこそ、さらに良いものができるのではないでしょうか?

ラーメン店さんと同じような仕事ができているか自問自答する時があります。あのギラギラ輝いている目で仕事をされている風景を見ると、こちらもパワーが出てきます。

自分の仕事にプライドを持ち、打ち込んでおられる姿が好きです。

自分の納得が行くものができない限り、愚痴は出ないのでしょう。その納得も自己満足ではなく、お客様の客観的評価を大事にされている感じです。

店舗活性化は、働く人の思いが一つになり、少しでも良い商品を作ろうという気持ちに集約されているのではと思います。

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