現在、赤字部門はないでしょうか?赤字が続いているのに、そのままにしていませんでしょうか?

特に明確な責任者が不在だったり、社長自らの発案で立ち上げた場合は、手を付けられずそのままになっているようです。

赤字部門を抱えている会社が、会社の業績を伸ばそうと思い、新しい事業を立ち上げ赤字部門を補おうとされます。ところが赤字部門の原因究明と責任の所在を明確にしないまま、新しいことをされてもまた同じ結果になることが多いです。

新しいことをする前に、赤字部門の整理や今後の方針を明確にしないと、負の財産が積み上がって行くだけです。折角立ち上げたものなので何とかしたい、いつかは利益を出してくれるだろうと思う親心がアダになることがあります。

常に、新しいことをする際は、赤字部門の対処が必要です。それと同時に、組織の再編も大事になってきます。

また、業績が悪化している、利益が出なくなっている企業の特徴は、組織が肥大化していることです。組織も一度、根本的に見直しが必要かもしれません。赤字部門の処遇を含めてお考えになるのが良いと思います。

できれば部門ごとに、経営方針を出されて運営されるのが良いと思います。組織も柔軟に変化して行くことが大切です。何十年も組織が変わっていないということの方がおかしいです。

業績アップを図るなら、組織再編についての会議を行い、見直しを図るべきではと思います。

その中で大事なのは、次の事業の芽をどこからどのように育てて行くのかを想定することです。撤退は基準を設ければできますが、次の芽を創出できないと事業が小さくまとまってしまいます。

あるいは新事業創出のために、どのようなチームを組むのか、誰がやるのかを決められることです。

中小企業では、利益が出るかどうかわからない事業に人を割くことはできません。横断的に有志の人が集まって、事業の芽を育てて行くことが大事だと思います。

期末は、決算の数字を整えるだけでなく、新しい組織図と組織図には現れない動きを作ることも大事ではと思います。

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