持ち込みの相談案件の中で一番の多いのが健康食品関係です。新規事業の立ち上げと言った場合、必ず出て来るようです。

どこか体を壊された経験があるからだと思います。それと、自分の使っている商品だけは本物だと、皆さんおっしゃいます。否定はしませんが、かなり思い入れがあるようです。

自分で使用してみて、かなり効果がおありだったのだと思います。

ただし健康食品などを販売する場合難しいのは、ブランド力がない状態での拡販化です。数百個、数千個単位くらいでは、利益が出ないのではないでしょうか?

そうなると大手企業のように販促費をかなりかけて一気に売るというのが一つの戦略ですが、販促費をかけれないからこそ相談に来られるのだと思います。

今の事業で儲かっているので、次の事業は健康食品などで体に良いものを扱ってみたいと思われるのでしょう。

ブランド力のない商品を売る場合、時間がかかると思います。認知され口コミで広がって行くのに時間がかかるからです。

儲けなくても良いものを伝えたいと思っておられるなら良いですが、この商品でも利益化されようと思うと、片手間ではなく本腰を入れて人とお金を投入しないと難しいと思います。

人脈を持っている方を通じて売ってもらおうというのも一つの案ですが、それで広まるとは思えません。

健康食品関連の商品を案内する場合、その手の商品に理解のある方なら良いですが、あまり興味をお持ちでない方に進めると逆効果になることもあります。今までの良好な関係も危うくなることがあるかもしれません。

自分の知っている人脈の方に、順次案内をかけて行くというのはわかりますが全員に行きわたると策がなくなります。やはり、きっちりと戦略を組むべきではと思います。

皆が手を出そうと考える商品群だからこそ販売が難しいです。

個人的には、健康食品やサプリメントなど気に入ったものがあれば、困っている知り合いの方に無料で配布したいです。本物商品で自信があるなら、ひょっとすると、無料で配っているうちに高い評価を得られるかもしれません。

売ろうとする前に、困っている人を助けたいと思う思想がその商品に裏付けられていない限り、小規模での事業化では難しいのではと思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング