サービスエリア・パーキングエリア、観光施設、郊外型飲食施設の場合の差別化ポイントは、ズバリ客導線ではなくバス導線と言えそうです。

ドライバーの方は、車を停めやすい駐車場を好まれます。広さや停車位置など。
店内に誘導する以前に、駐車場がどの程度の広さなのかが大事です。入りづらかったり、狭かったりすると敬遠されます。

ということは、商圏内一の駐車場を持っているということも大きな差別化要素になりそうです。特に、バス導線がしっかりと取れる施設は有利です。普通の
車ならどれだけ大きくても無理な駐車場はないですが、バスとなるとある程度の広さが必要になってきます。

車利用のお客様にとって、駐車場が一番の問題となります。いくら目的地に早く着いたからと言って、車を停めるところがないとなると時間をロスします。

逆に施設側は、駐車場をアピールする戦略も大事ではと思います。施設をどうやって利用していただくかという以前に、来ていただくこと、選んでいただくことが大事です。駐車場をどう確保して行くのか、大きな鍵を握りそうです。

さらに、もう一つ差別化要素があります。何かと言いますと、女性用のトイレの便器の数です。トイレに行きたくても行列状態では、利用するのに時間がかかります。あそこへ行けば、かなりの便器の数があるので、集合時間を短縮できるとなると、その施設を利用されるかもしれません。実は、それくらいトイレ休憩は大事な時間です。

普通は、お店の中のことやメニューのことに目が行きがちですが、大型施設や観光型の施設の場合は、少し視点を変えて見ることが必要です。

バスのお客様を誘導しようと思えば、そのための対応をしないといけません。

駐車場の導線やトイレの便器数もマーケティング調査項目に入っていますでしょうか?利用者側の視点で、調査分析を行ってみると、以外な盲点があるかもしれません。

大きなサービスエリアではなく、一つ手前のパーキングエリアにトイレ休憩をされるバスがあります。それは、便器の数が多く、施設利用者も少ないので、時間通りにスケジュールが組めるからです。

小さな発見をマーケティングに活かされてはと思います。

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