どこまで見えているでしょうか、事業承継のことも含めて・・・

世の中がどうなっているか、今後どのように推移していくのか、それをある程度予測することは大事です。特に業界動向については、情報収集されていると思います。

どの経営者の方でも優秀な管理職の方でも時流予測は上手にされています。一般的に知られているものよりも正確で深い情報をお持ちです。

ところがいくら時流予測を行ったからと言って、自社の業績に直接反映する訳ではないです。時流予測は大事ですが、それ以上にやっておかなければならない予測があります。それが自社予測です。

危機管理やリスクのことも含めて、今後どうなる可能性があるのか自社の予測をすることが大事です。

時流予測は、情報収集を行えばある程度できるようになりますが、自社予測は精緻な経営数値などを集め、あらゆる角度から予測を行わないといけません。それと以外に、時流予測は当たりますが、自社予測はなかなか当たらないものです。

思っているような数字にならないのが自社の経営数値です。予測できないようなことが多々発生し、計画していたものとは違った形になることがしばしばあります。

そこで怖いのは、時流予測にばかり目を向けていることです。景気や業界動向を読み切ろうと必死になるよりも自社の予測の精度を上げたり、万が一のリスク考慮した計画を作ったり、見直すということが大切だと思います。

時流予測はほどほどに・・・
中小企業が、時流予測できるようになったからといって、素晴らしい経営ができるとは限りません。時流とは別次元の様々な問題を抱えていることが多いです。

その問題をどうやって解決して行くかに専念され、5年、10年と経営を継続できる会社を作ることが大切ではと思います。

外部環境よりも内部の問題に、業績低迷の原因があります。自社予測とは、この問題解決のレベルによって決まるような気がします。

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