両方、同じように考えることができれば、一人前の仕事をしていると言われます。自分のお金は大切にし、会社のお金に対してはルーズだったり、無関心と言うことがないように・・・

自分のお金の場合、1円でも数えたり、いくらあるのか必ず確認するはずです。通帳の中のお金も気になるはず。それに請求書が来るといつまでにいくら支払わないといけないのか確認されると思います。

しかし、会社や店のお金となるとどうでしょうか?
個人では100万円単位の買い物なんてほとんどないと思いますが、会社や店では発生することがあります。そんな時、請求書や支払伝票が回ってくれば、即支払をされていますでしょうか?

まずは金額のチェック、支払内容のチェックをすると思います。また、支払内容が間違ってなくても支払条件はどうでしょうか?仕入れたり、買ったりしたものをどのような条件で支払うのかというのが、会社としては一番大事なことです。

例えば、手形を切ったり、現金で支払ったり、あるいはサイトの期間の問題もあります。いつ〆ていつまでに支払うのか?会社と言うのは売上を上げるだけでは回って行きません。入って来るお金や支払うお金のバランスで事業が運営されています。もしお金が足らなかったら、その分は銀行に借りるか、社長の持ち出しになります。

現実的には、買った人や営業担当の方は、そこまで深く考えずに仕事をされている場合があります。売上が上がっているんだから良いだろうという発想です。

第一段階としてはそれで良いかもしれませんが、その次のレベルになると、入金の状況や支払いの条件のことを加味して、考えることが大切になってきます。

景気が悪く、業績が悪い時は支払条件の見直しをすることも業績に貢献することになります。自分が担当している仕事に関しては入金状況や支払条件を必ず確認して下さい。

また自分の判断で条件も設定しないことです。会社としてのルールがありますのでそのルールに従って行うこと。もし逸脱した条件提示を先方に求められれば、稟議を上げ会社として認めてもらわない限り、勝手な取引条件で進めないことです。

こういう意味でのお金の話。世の中の常識だからとか、わかっているだろうからと言って別段、勉強会などをされません。しかし、そこに落とし穴があると思います。利益体質の会社にするためにはこの辺りの話をしっかりとすることが大切だと思います。

会社のお金と自分のお金の考え方、分けないで下さい。
一緒です。

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