言葉は少し悪いかもしれませんが、オーナー経営者ではなく、サラリーマン経営者の会社が少し気になります。

業績が良くないところの特徴の一つです。任期さえ全うすれば・・・というところがどこかにあります。このことが会社を危機に陥れます。何事もなく、何とか終えたいという気持ちもわからないではないですが、大事なことを見失ったらたいへんです。

オーナー経営者の場合、保証のこともあり必死です。会社を潰さないように身を粉にして働かれます。今だけ良いのではなく、未来が見えるような形を望まれます。

どんな立場であっても未来が見える経営をすることが大事だと思います。

またもう一つ気になる点は、オーナー企業の場合は社長か奥さんがすべてを取り仕切っておられます。だから決断も早く、スピード感もあります。任せっぱなしにするということはないです。

逆に誰も仕切らなくて、私が仕切っても良いのですか?という返事が返ってくる会社があります。オーナー経営者でないところはこの傾向が強いです。責任を持って仕事をするという癖付けができていません。

理想は、私にやらせて下さいと立候補して欲しのですが・・・

これが危機的な状況になると顕著になってきます。誰かがやるだろうとか会社の指示を待っておけば良いと腰を上げません。

引っ張って行くリーダーが必要なのですが、皆そのリーダー役を嫌がります。リーダー不在、まとめ役不在では組織が成立しません。いざという時に何も決まらない、何もしないというのは良くないことです。

社長や奥さんの代わりはいませんが、組織の長は必要です。その方が機能しているかどうかで会社は決まるような気がします。

会社を守ると言う強い意志と組織を引っ張って行く強い行動力が大事です。まずはトップから未来が見える経営状態を作り、組織の長を作って行くことが大切だと思います。

上手くやっているところもあります。だから、その方の意識次第なんだと思います。会社の危機的状況は、経営者発想をどこまで皆が持てるかにかかっているような気がします。

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