昔は売上を上げる依頼がほとんどでした。それが目的であり、目標でした。ところが今の時代、簡単に売上が上がりません。10%も上がると言うことが少なくなっています。実際目標数値は、数%アップです。

ところが、ほんの数%上がったくらいでは、利益が出ず、経営を立て直すことはできません。

逆に、利益先優先で「利益を作る体質づくり」が大事になってきます。

具体的には、何をどう進めるかですが、まずは止めることを決める。決断することをお願いします。利益が出ていない企業は、決断の遅さが原因です。

役員会議や幹部会議では、出てきた課題・問題について即決します。先延ばしにしたものも期限と担当者を決めて、あやふやに絶対にしません。外部の私たちのようなものが参加し、議事録を取っていますので、もう逃げることはできないです。

そうやって止めることをどんどん決めて行くと、自然と利益が出るようになります。安易に何でも判を付いて進めていたものが、企画書や稟議書などでチェックし慎重に進めるようになります。その癖付けが利益体質につながります。

売上は横ばいでも下がっても利益が出るようにすることが大事です。無茶な営業をして取って来ても最終的には利益が出ていなかったということがないようにすることです。

利益の出し方は、皆ご存知です。赤字のもの、利益がでないものを止めることです。ただし、それがなかなかできないのが中小企業の経営者です。自分が企画して立ち上げたものなら尚更です。

だから外部の方の判断が必要になってきます。それと前年と同じことをしない。前回上手く行ったから今回も大丈夫だろうという安易な判断はしないことです。

また一つの仕事が終われば、必ず報告書を提出させること。
未回収については、毎月状況報告を担当者に文書にて提出させることです。

こういった当たり前の業務が、疎かになっているために利益が出なくなっています。売上ばかりに目が行き、結局利益は2番目以下。

会社の目標数値も売上高から営業利益や経常利益に変えられた方が良いと思います。売上で話すのではなく、利益で話す癖付け。それが社内に浸透するように改善・改革が必要です。

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