どの企業へ訪問させていただいてもネット対策の相談があります。世の中の水準までには持って行きたいとおっしゃいます。でも世の中の水準と言っても何をどうされたいのでしょうか?

現場を見させていただいたり、従業員の方々からお話を伺っていると一つの課題が見えてきます。何かと言いますと、ネット対策やWeb戦略という大きな課題ではなく、進行スピードが遅いのです。

企画が上がってきてからネット上にアップするまでのスピードが遅くなっていて、その過程に問題が山積みされているような感じです。

ネットの担当者に任せっ切りというのではなくて、現場サイドの方を含めた会議が必要なようです。

このことがクリアされない限り、次のステップへは行けません。そのためには、ネット対策委員会などを設置し、自社のWeb対策をもう一度見直すべきです。

何も新しいことをすることがWeb戦略ではないです。社内で風通しが悪く、詰まっている状態では意味がないです。

誰かが音頭を取ってやらないと、任せっ切りで責任の所在がわかりません。全社方針として、企画からアップを早くすることを目指されてはと思います。

言われた事しかしない、自分からは提案しないと言う状況では、会社は良くならないです。リーダーシップを発揮して、引っ張って行く人が出てきて欲しいです。

Web担当者と現場担当者の溝をどう埋めるかが大きな課題のようです。それが上手く行った時初めて、新しい戦略に着手できます。

でも言うのは簡単ですが、実際にはかなり皆さん悩んでおられます。それだけ上手く行かないものなのでしょう。

だから一つの案としては、ネットやWeb関連の仕事を外へ投げることです。外注という発想を持たれても良いのではと思います。

皆プライドがあるため、自分の意見や思いを曲げようとはしないものです。仲介者が入っても同じということもあります。

担当者一人の考えが独り歩きしないように注意して下さい。