コンサルタント会社の店長セミナーを見ていると、自社のノウハウを店長に理解してもらおうと必死なのがよくわかります。このノウハウというのはマーケティング論です。

どんなに素晴らしいマーケティング戦略が見つかったとしても現場の店長には必要ないかもしれません。

現場の店長に欠けているのは、マーケティングではなく、日々の店長としてのあり方であったり、行動についてです。

マーケティングノウハウを習得していないから業績が悪かったり、成長していないのではないと思います。

マーケティングのノウハウを習得するために店長研修があるのだったら考え直されてはと思うくらいです。

繁盛店や一流店の店長はどんな行動をしているのか?それを伝えてあげることが一番大切だと思います。

コンサルタント会社が得意満面に、発見した新しいノウハウを伝えようとしていても根本的に何が大事なのか見分けることが大切です。コンサルタント会社のノウハウを吸収するのが目的ではないはず。参加された個々人の成長が目的です。

日々どういう行動を取っているか、どういうことをしているのか、それを具体的に聞ける内容のものがベストではないでしょうか?

世の中の店長という人は、普通はどんなことをしているのか?
ただそれだけだと思います。難しい話はいりません。

学校の勉強ではないので、テストしてどうこうというのもないです。気付きから始まり、自分がどう変われば良いのかを知ることが大切です。

自社流の店長行動論はおありでしょうか?
あるべき姿を作って下さい。それが人事考課にもつながります。

マーケティングよりも大切なもの、それは店長としてのあるべき行動だと思います。