例えば、労働基準監督署からの行政指導が入った!
中小企業の場合は、もうそれだけでバタバタです。社内がひっくり返るような衝撃が走ります。どうしたら良いのか?誰に相談すれば良いのか?

ところが、大手企業の総務担当者の方は平然とされています。あぁ、またかぁといった感じ。整然と業務をこなされます。

大手企業はどんな指導であってもそれに合わせられます。それも短期間に・・・
だから指導や指摘があればあるほど企業体質が強くなります。法や行政のあり方が厳しくなればなるほど、強い会社が出来上がっていきます。

それにこのような変化が時折あるくらいの方が、変化しやすいようです。
法やルールの変化に対応できないと生き残っていけません。

変化をきらったり、現状のままで何とか事業を続けられないかと思いがちですが考え方を改めた方が良さそうです。このままだとますます大手企業と中小企業の差が開きます。

リスクに対する向き合い方に大きな差があると思います。一概にルール通りにいかないというのはわかりますが、逃げてばかりいる訳にもいきません。

今後、今以上に諸規則が厳しくなるのと予想されます。ギリギリセーフだから大丈夫だろうではなく、常日頃からいろんなテーマを持ち出し検討すべきです。

そうすると何が言えるかと言いますと、大手企業と中小企業の大きな違いは、総務部です。商品やサービスに関しては後発の中小企業でも追いつくことが可能です。しかし、組織の中のリスク管理を行うということは難しいです。それらすべてを総務部で管理されています。

間接部門なので人を割きたくない、人件費コストをかけたくない、というのはわかりますが、今後総務が強い会社を作っていかないと、リスクマネジメントに対応できないのではと思います。

総務や事務局がしっかりとしている会社を作ることが今後の大きな課題ではと思います。

見逃されがちですが、総務のあり方や業務内容が大手と中小では違います。
ますます今後リスク管理が大事になって来ます。早めに対処されてはと思います。