最近あった体験談です。
お遣い物があったので、ある商品を頼みました。期日指定でお願いしました。
商品は間違いなく気にいっていましたので、大丈夫だろうと思っていました。

ところが商品が期日になっても届かないのです。心配になり電話をかけてみる
と良い商品が採れていないので、送れていませんとのことです。おそらく最高
の状態のものを送ろうと思っておられたのだと思います。

しかし、期日までに欲しいということは、自分が食べたいのではなく、他の用
途・目的のために欲しいからです。

折角の心遣いですが、お客様と希望とギャップがあってはなりません。商売で
すから自分がこうやったほうが良いと思うことよりもお客様のおっしゃる通り
にすることが大事です。

販売時点でお客様の要望希望をしっかりと聞き、把握することです。販売者側の気遣い・心遣いは、お客様の希望をかなえた上での話です。

クレームになる原因の一つが、お客様の希望に沿っていないことがあげられます。商品やサービスを提供してもお客様の優先順位は違います。食い違いがあってはいけません。

正しく聞くこと。
お客様の要望・希望通りにすること。
確認すること。
不備があった場合は、こちらからお客様に連絡を入れること。
が大事です。

お客様から電話をいただくということは負けです。
出荷個数・件数の問題ではなく、あってはならないことです。

お客様との約束を守ることが商売の鉄則。
どの販売員の方が担当しても同じ対応ができるように、教育訓練が必要だと思います。

小さなことかもしれませんが、このことが一流と二流の分岐点のような気がします。