SDSは、OJT、OFF-JTと並んで教育・研修の主要な柱です。
人材育成は、OJTが基本です。これを補完する役割として、OFF-JT(法人内集合研修・外部研修への派遣)、SDS(自己啓発活動への援助)を合わせて推進することが理想だと言われます。

特にSDSについては今まであまり取り上げてこられなかったですが、今後大切になってくると思います。

自らが学び成長して行くサイクルが大事です。そのためにも会社としては、伸びる人が育つ環境づくりをすることです。

例えば、
1.経済的な援助
2.時間的援助
3.施設・設備の援助
などを行い、従業員が成長できる機会を与えることです。

ただし、自分から学ぼうというふうになるまでには時間がかかります。その人の意識の問題だからです。

SDSについては、そのような社風を創り上げるのが良いのではと思います。入社した瞬間、自分で学んでキャリアアップしていかないと幸せにならないとか、置いて行かれると思えば、自分から会社に合わせるしかないです。

会社側からの与え過ぎも良くないでしょう。伸びる可能性のある人に援助するのは良いですが、すべて一律で行うと歪みが出てきます。その見極めが大切ではと思います。

ある程度までは自主性に任せるしかないです。そこから先、援助すればさらに飛躍したり、大化けするかもと予測できれば、その方に投資されても良いのではと思います。

でも一番大切なのは、頑張っている上司や先輩が目の前にいること。それが手本になります。会社というよりもこの上司や先輩のあり方でSDSも変わってくるように思います。

SDSについてのあり方や推進方法については、会社ごとに考え方が違います。でもいつか必要になってくると思います。

人への投資。これがないと企業は成長しません。