値引きをすると、その時しか来てくれない。セール後、客数が激減します。

値引きは本当に怖いです。一度行うとその時にしかお客様が足を運んでくれなくなります。それと値引き率が徐々に高くなっていきます。

値引きをしないとお客様がきてくれなくなるとたいへんなことになります。

それを防ぐためには、まずセール中にかなり稼ぐことを考えないといけません。
セール後の売上も予測し、トータルでいくらの売上・利益になるのかを考える必要があります。

昔は、セール期間中の売上や粗利を算出し、成否を判断していましたが、今は1カ月トータルで判断する必要があります。

だから無理に売上を作ってもセールのために使った販促費などを差し引くと、売上は低くても何もしない方が利益が出ていたということもあります。

特に心配なのはセール後の売上推移です。この数値がかなり悪いのです。
通常の平日売上をかなり下回ることもあります。

だから値引きをする場合は、よく考えた上で行わないと会社の利益を奪うことになります。

極力値引きしなくても良い方法はないか考えられてはと思います。

それは、値引きによる反動が、大きいからです。
セール期間中の売上は予測できても反動を予測できないのが実情です。

セールが当たったと言ってもその期間中だけです。そのような判断よりも1ヶ月トータルでどうなのかを判断する目が必要です。

そのように企業も考え方を改めない限り、いつまで経っても売上重視の判断基準になってしまいます。今大切なのは利益、キャッシュです。それが毎月どれくらい残るのか?それを図る目が必要です。

何かやらないと売上がいかないと焦らないで、もう一度じっくり考え直してみて下さい。

値引きの反動を読むことを必ず忘れないで下さい。それが数値化出来た時、販促の実施云々を決めることができると思います。