頭だけ良くてもダメ。だから事業は面白い!

特に中小企業の場合、学歴はほとんど関係ないです。ところが高学歴の社長さんがいつも苦戦されています。なぜなんでしょうか?

真面目で熱心なのですが、それだけでは事業を軌道に乗せることはできません。経費の使い過ぎでもなく、業界動向が極端に悪い訳でもないのに、ジリ貧状態。
何とか打破しないといけません。

一つ言えることは、他人と同じことはしない。同じことをしたとしても何倍も努力することが大切です。

自分の頭の中で勝手に判断していると成果は出ません。これぐらいやっておけばよいかなぁとなります。

実際の事業では上限がないです。ここまでやったら良いという境界線もないです。自分で上限や境界線を決める方がおかしいです。

苦戦されている方は、愚直に一つのことに向かって努力するというのがやや欠けているように思います。何でも良いので、徹底的にやり切ることです。

学歴が邪魔する場合もあるのかもしれません。それに頭が良い方ほど、あれこれと調べて色気が出てきます。そうなるとすべてが中途半端になります。

商売上手な方は、あまり深く考えていないように思います。これが良いと思えば、ひたすらそのことを徹底的にやり切られます。

それとスピード感があります。指示を出し、すぐに従業員にやらせます。従業員の方も「ハイ」の返事でひたすら頑張られます。

どうもこの社風ができているかどうかが鍵のような気がします。社長と従業員との信頼関係がそうさせているようです。

そのような社風を作るコツは?

従業員の方々と夜一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりしていますか?
そのコミュニケーションが信頼関係を作っていきます。外部の方との接待も良いですが、自分のところの社員と食事もしなくなると、中小企業では業績が下がって行きます。

自分から目線を低くして従業員に合わせることです。
それが商売上手になるためのヒントになります。

社長と従業員の距離ができた時、業績は下降線をたどり始めます。
偏差値や学歴は家に置いてきて下さい。それが会社では一番邪魔になります。