新規事業の案件はお断りさせていただいております。私の実力不足のためです。
それと得意分野でないお話の場合、アドバイスのしようがないです。私にその業界のことを勉強して下さいとお願いされてもその余裕も頭もないです。

個人的には、私のコンサルティングは企業活性化の提案と企業再生です。それにまつわる社員教育を主なフィールドとさせていただいております。

コンサルタントと言っても得意分野が皆さん違うと思います。お客様から見たイメージと実際の業務内容にズレがある場合が多々あります。私も自信のあるものしかお受けしないように注意しています。そうしないとお互いが不幸になります。

それでこのような案件の場合ですが、
「どこへ相談へ行ったら良いですか?」という質問があります。

それは、その業界のプロに意見を聞くのが良いと思います。それも新規事業案件の場合は、大手コンサルタント企業様に行かれて情報収集をされるのが良いと思います。

また、その前に、自分なりに企画書を描かれることです。口頭で自分の夢を話すだけでは誰も信用しません。誰も食いついてこないでしょう。相手をやる気にさせるための絵が欲しいです。実は、この絵の完成度で新規事業の成否が決まります。

どこまで絵を精緻に書くことができるか?
あるいはこの絵を大手コンサルタント企業様に描いていただくという手もあります。ただし、費用がかなりかかることは覚悟された方が良いでしょう。

企画書にプラスして、情熱が必要です。業界を動かすようなパワーがないと誰も聞いてくれません。また話の内容に妥当性がないと信じてくれません。

もっと難しいのは、誰もやっていないことをやろうとすると、頼むところがないのも事実です。

裏話をしますと、コンサルタントは事例のないものには手を付けません。一つでも過去に成功事例があると、そのマーケットは存在するということです。大手企業が独占していてもマーケットがある限り、やり方を変えれば方法論は見つかるはずです。

逆に誰もやっていないことは、ひょっとするとマーケットが0かもしれません。それだけリスクが大きいと理解した方が良いです。

周りが同じようなことを始めようとしている。少しでも完成度を上げて先に立ち上げたいというような新規事業が一番理想的です。

過去に成功事例のない案件は、コンサルタントが一番嫌がる、一番食いつかない案件だということは確かだと思います。