昔は、販促企画を立案実施すればある程度数字が読めていました。例えば、新聞折り込みチラシなど、折り込み枚数に対してどれくらいの反響率があるか概ね予測することが可能でした。

しかし、今はすべての販促企画が読めなくなっています。理由は、販促媒体そのものが多様化したからです。それにリアルだけでなくWebも登場してきました。販促を打つと言っても様々なものがあるため反響率が読めなくなったのです。

最初から反響率を読もうと思ってもかなり難しいと思います。それに効果を期待するなら、あらゆる販促媒体で攻める必要があります。ある一つのものに絞り込んで成果を出そうとしてもきついと思います。

販促企画というのは、ある程度成果を期待し、そこから次へとつなげて行くものでしたが、想定通りにはいかなくなっています。

数字が欲しいのはわかりますが、それを目的とし過ぎると成果が上がらないこともあります。

理想は、成果や結果を期待し過ぎずに、あらゆる媒体を使って知ってもらうことが大切ではと思います。

Webを使った販促も徐々に反響率が読めなくなっています。皆が、Webを活用するようになれば、先駆者メリットはなくなります。Webも成熟期に入っています。

コツコツと更新を繰り返し、アクセス数を伸ばした方が、Web上で口コミを創造できます。口コミを創造できた方が少しずつ成果を上げられます。その口コミも当事者の方は結果や成果を期待はされていません。自分で楽しまれています。

そうすると販促は趣味?ってことになります。
でもそれに近いかもしれません。販促媒体の多様化は、反響率を下げ、目的や意味合いを大きく変えたような気がします。

自分が楽しいと思える販促企画を気楽に続けられてはと思います。

目を吊り上げて、反響率を計る会議をやっているのは、もう昔の話なのかもしれません。