ロッカーがない、休憩室がない、自転車置き場がない。
ないものだらけです。会社がそれをすべて用意することはできません。そんな余裕なんてないです。中小企業ではこれが当たり前。

しかし、アンケートや面談で出て来るのは、職場環境に関することばかり。
環境を整えて欲しいと皆さん訴えられます。でも企業ですから、利益を生まないといけません。自己満足で終わられては困ります。満足のいかない状況で仕事をするのは当たり前です。

会社としてもどこまで検討課題とし、どこまでを却下するのか明確な判断が必要です。環境整備に目を奪われ、業績が上がらないというのは良くないことです。

一つ言えることは、与えられた環境では人は育たない、環境は自らが作るものです。

自分たちが努力をし、利益を出し、そこから環境整備に対する資金をねん出することです。あるいはそういう発想や考えを持って欲しいです。

会社に甘えていても何ら解決策にはならないです。それに環境が整うと、スキルはアップするでしょうか?

限られた資源の中でやり繰りするからこそ利益は出ます。頑張ってねん出した利益をすべて環境整備に使っていると内部留保ができません。健全な事業運営ができなくなります。

自分の職場環境は自分が作って行くんだ!という気概が欲しいです。与えられた環境の中だけでは人は成長しません。環境を自らが変えて行き、あるべき方向へと導いて行くことが大切です。

愚痴や不満は当然出てきます。しかし、マナーや常識のなさを環境不整備のせいにするのはおかしいです。

環境が整っていない状況でも一所懸命頑張って、スキルを上げられている方はたくさんいます。そのような方からは環境整備についての希望は出てきません。

自分の努力の足りなさと非効率な仕事をまだまだやっているという反省の弁ばかりです。責任は自分にあると思っておられます。

成長の芽は環境にあるのではなく、自分の中にあります。
自分の心にスイッチが入った瞬間、人間は変わるものです。

自分で自分の心にスイッチを入れて下さい。見えて来るものが必ず変わると思います。