「はい」という返事が返ってきますか?
人間は、能力やスキルよりも素直かどうか、それが大事だと教わりました。
その通りだと思います。

能力の高い社員を育てるよりも素直な社員を育てる方が大切です。上司や先輩からの仕事の依頼があっても「はい、すぐやってみます。」と返事ができるかどうか。たったそれだけのことですが、できない人もいるようです。

自分の中で納得がいかない。
やってみようという気持ちがわいてこない。
指示されてやるのは嫌だ。
などなど・・・理由は上げればいくらでも出てきます。

伸びる人は素直な人です。自分の中で納得がいかなくても騙されたつもりで一度やってみようと前向きです。

逆に、自分の成長を止めている人は、何か指示されると言い訳を言い出します。まず一回で「はい」とは言いません。自分が損をしていることを気付いていません。

素直でない人ほど話をしていると自分の権利を主張されます。また職場環境などの不満が先に口から出てきます。

このような人は指導しても注意しても変えるのが難しいです。気付くかどうかは本人次第だからです。
 
歳を取れば取るほど、「はい」という返事が出てこなくなります。だから、入社時の指導が大切です。「はい」という返事をしなさいといつも上長の方が指導し続けて下さい。

実は、教育の根本はここにあるのではと思います。「はい」と素直に返事ができる社員を育てることが教育のような気がします。

何をこだわっているのか?何を言いたいのか?
理屈をこねても誰も認めてくれません。徐々に人が離れて行くだけです。

社内で「はい」の返事が聞こえてくる社風を是非作って下さい。
当たり前の中に、重要なことが潜んでいるようです。