頑張っていない人なんていません。でも業績が良くないです。会社を良くしようと皆一所懸命です。何を指針にすべきか、迷われます。

会社を良くするとか、良い方向に向けることが私の使命だとおっしゃる方がおられますが、おっしゃっている内容がもう一つ見えてきません。間違ってはいないと思うのですが、何か足らないように思います。

大事なのは数値に置き換えて、目標を設定し、成果を評価することです。数字、数字と嫌だなぁと思うかもしれませんが、それが企業人としての役割です。頑張っているといっても評価のしようがないのです。

やはり明確な数値目標があってそれの達成度を測るしかないです。会社を良くしようと思えば、まず利益の出る数値はどのくらいなのか把握することです。目標達成といっても目標数値が低ければ意味がないからです。

利益が出ないと従業員が幸せになりません。そのためにどうするのかを考えないといけません。掛け声だけでは良くなりません。

だから目標となる利益数値を早く出して、従業員の共通認識とすることです。この数値を達成ない限り、皆の幸せはないんだというくらいの意識を持つことです。

企業の評価は数字でしか表せません。数字が達成できて初めてその他の評価ができます。

業績の良い会社ほど、通常の会話の中に経営数値の話がよく出てきます。数字で話が出来る社風が出来上がっています。

遅くまで残って頑張っているから評価してあげたいというのはわかりますが、それではまだまだ甘いです。

余り頑張らなくても数字が上がるように工夫すべきです。一所懸命頑張っている方が評価が高いのではなく、数字を出した方、結果を残した方が評価が高くなります。

会社を良くしたいと思っている方は、是非、利益の出る目標数値を作って実践されて下さい。それが企業人としての大切な役割です。