昔のピーク時の客数に戻したい、チャレンジしたいと思うのは誰も同じだと思います。

ところが客数という数字だけではなく、時流が変化しているため中身が大きく変わっていることも認識されてはと思います。

何が起こっているかと言いますと、昔のお客様と今のお客様を比較してみて下さい。お客様には失礼かもしれませんが、お客様の要望が多様化し、より複雑になっています。だから一概に客数を以前のように戻せたとしても手間暇は倍以上になっていることがあるということです。

それに客単価は以前と同じが下がっているのが普通だと思います。ということは利益率は下がっています。労働生産性も下がる可能性が高いです。

多様化したお客様に支持いただき、なおかつ利益を出すということはたいへんです。お客様一人当たりに要する時間と手間を計算すると、客数が以前のようになるとやっていけないという場合もあるくらいです。

3年ごとに大きな投資を継続的に行っていないと、お客様の足は徐々に遠のいて行きます。

さらに従業員のレベルも上げて行かないと、昔のペース・作業量では追いついて行きません。だから客数アップは従業員のレベルアップが必須となってきます。

なかなか昔の客数に追いつかないのは、お客様の多様化したニーズに応えるだけのレベルアップができていないからです。

昔と比べて従業員のレベルは相対的に上がっていますか?
昔と同じようなことをしていては、難しいです。

客数を上げるには、従業員のレベルを徐々に上げていかないといけません。入れ替わりもあるかもしれませんが、それでもお客様から見てレベルが上がっているなぁと思われるくらいが理想です。

昔の客数に戻したいのなら、従業員教育をしっかりと行い、レベルアップを図ることです。目先の客数という数値だけを追いかけても無理です。

時代に合った戦略と動きが必要になっています。