おっしゃることはよくわかります。同業他社や地域給与を考えるともう少し上げてやりたい!

しかし、頑張っているからといって安易に給与や手当を上げても良いものでしょうか?

頑張っていない社員なんていないと思います。平均点以上に頑張っている方がおられるかもしれませんが、給与アップの基準はありますでしょうか?

幹部社員として大事なのは、まず会社の業績を理解することです。業績が伸びていて総額の人件費も上げることが可能であれば検討する余地がありますが、そうでない場合はどうされますでしょうか?

給与や手当は安易に上げることはできないのです。頑張っている、評価してあげたいと思っても会社の状況で出せないことがあるのです。

給与や手当を上げたくないトップはいません。上げたくても上げれないのです。
だから、違った角度で評価してあげることを考えないといけません。

個々人を適正に評価することも大事ですが、それ以上に会社の業績を向上させ、利益を出すことがもっと大事です。

それが幹部社員の視点だと思います。個人の適正な評価をし、お金で還元しようと思えば、まず利益を今以上に出さない限りできません。

社員の方々は皆頑張っておられます。だからといって毎年ベースアップや昇給ということは現実的にできません。

どこに視点があるのか?それが幹部社員に求められます。部下が可愛いと思うなら、業績を上げましょう。すべてはそこからです。

給与や手当を上げることだけが良い幹部社員の条件ではないです。ものには順序があります。部下のことを本当に思っているなら、言葉に出さず、数字を上げて下さい。

給与の議論は、業績が上がってから・・・
視点がブレないように会議も進めないといけません。

幹部社員だからこそ、会社側の視点で物事を判断するようにして下さい。