たまに勘違いされている社員の方を見受けます。
経営コンサルタントに書類を提出されるのです。

「あのぉ・・・この資料、部長さんに見てもらいましたか?」
となります。

経営コンサルタントはあなたの上司ではありません。
このような仕事の仕方をしているので業績が下がっているのだと思います。経営コンサルタントの顔色をうかがうような仕事の仕方なんてありえません。

部長や会社の顔に泥を塗っているのと同じです。自分を高く評価して欲しいからでしょうか?経営コンサルタントは部長よりも偉いとでも思っておられるのでしょうか?

履き違えた仕事の仕方を修正しないといけません。本人の意識をまず変える必要があります。

上司に報告しない、相談しない体質が一番問題です。時には、社長へ直接伺いを立てる人もおられます。

その時はどんなに可愛い部下であっても「あなたの上司に相談しないさい」とビシッと言って欲しいです。

社長が怖くてオーラが出ているくらいがちょうど良いです。社長をなめ出すと会社自体をなめ出します。

会社は組織で動いています。ピラミッドがあります。上司を飛び越えてなんて
ことはあり得ないことです。

経営コンサルタントはあくまでもサポーターであり、提案支援者です。社内の上司ではないですし、その役割を担うことはできません。また経営コンサルタントからの評価が高いと出世したり、昇格・昇給するなんてこともあり得ません。

評価は上司からの評価であり、会社からの評価です。

いろんな企業を訪問させていただきますと、私たちに主役を演じてもらおうという雰囲気のところがありますが、それは良くないと思います。主役は社員の方々です。私たちは、ほんの少しアドバイスするだけです。毎日、張りつくことはできないのです。

だから最初からトップが経営コンサルタントさんにお願いすること、期待することを社員に説明して欲しいです。

それでも勘違いする人はいるでしょう。でもそれがバローメーターになります。そのような人がいなくなった時、組織が出来上がり、会社として運営出来ているのですから・・・

最後にもう一度繰り返します。
経営コンサルタントはあなたの上司ではありません。