価格競争に対応する。
世の中の情勢に合わせる。

価格戦略が一番の課題。
どう舵を取るか?

世の中に合わせるということで、価格を上下させる。大事なことだと思うのですが、これを繰り返していると会社が疲弊してきます。特に、中小企業では死活問題です。

価格改定を行う際に大事なのは、現象面で終わらせずに改革を伴うことです。
改革というのは単純に値を下げるという意味ではなく、社内の体制や仕組みを洗い直すということです。

表面的なものに終わらせないこと。根幹からすべて変えてしまうくらいのものでないと一過性のものになってしまうと思います。

価格の見直しは、非常に難しい問題です。景気動向や業界動向からどうしても見直さないといけない局面があると思いますが、どこまでの見直しを行うかが大きな鍵です。

できれば価格の見直しの際に、原価低減、諸経費削減を折り込み、価格を下げても営業利益が出る形が理想です。

あるいは、原価や諸経費は同じでも支払いサイトが少しでも長くなるような条件改定が必要です。

価格は、お客様が喜ぶ価格、会社が喜ぶ価格、従業員が喜ぶ価格でないと良くないと言われます。そうしなしないと会社も成り立ちませんし、従業員満足も満たされないことになります。

お客様だけを見ていると会社は潰れます。価格改定は、内部強化が条件です。それを満たさず安易に表面的な価格だけを下げれば、業績はさらに悪化します。

それと価格改定の評価は、その月の売上ではないです。1年経ってみないと評価のしようがないのが現実です。

それに何を持って成功とするのか、その基準もあいまいです。
だから目標数値をしっかりと掲げることです。

現象で終わらない改革を是非、実践されて下さい。