隠す理由は・・・
表に出ると社員は逃げる?
銀行に知られたくない?
競合他社や関連会社に知られる?

早めに公開すればするほど再生スピードは速くなります。
逆に窮状に陥っている企業ほど経営数値が公開されていません。

これは公開しないというのではなく、教えていないのです。
会社の数字がトップクラスで止まっています。細部に渡って数値がどうなっているか説明がなされていないためにこのようなことが起こっています。

だから会社が厳しいかどうか、誰も知りません。直接給与が下がるまで気付かないでしょう。

経営状況を隠しても得することはないようです。逆に末端まで知らせた方が、改革を実行する上ではやりやすくなります。

特に、会社が厳しくなり再生の局面の場合、会社の状態をはっきりと伝えた方が良いです。

それで離れて行く社員が出てもしようがないです。そう考えている方は、いずれまた離れて行くでしょう。

経営状況の公開は、同じ方向を向いて一体化できるメンバーの選出の役目も果たします。

厳しくなればなるほど公開度を上げることが理想です。その中からどうやって利益を出すか皆で知恵を絞ることです。

業績が悪くなると公開しない、知らせないという体質は良くないです。
その体質自体が大きな問題になっています。

また公開するだけではなく、その数値の根拠を従業員に教え込まないと意味がないです。

会社の商品やサービスとともにお金の流れも教えることです。そうしないと回収という意識が薄れるからです。

再建には経営状況の公開は欠かせないように思います。