私の家では、箪笥の上に並んでいます。
ホテルや旅館で買って1回しか使用していない重箱がたくさんあります。
昔と違って、弁当を広げて花見などというのも少なくなり、非常に困っています。

貯まる一方です。それに昔人間のため、捨てることができません。

最近、おせち料理を販売されたお客様からこんな問い合わせがあるそうです。
「昨年使ってお重で、おせちを詰めてくれませんか?」と・・・

エコが叫ばれているのに、何も対応していないのはおかしいです。お客様の方がもう気付かれています。

また重箱ではなく、使い捨ての容器などはないですか?というご意見もあるくらい。おそらく使い捨ての容器にした方が高い気もしますが・・・

皆さん同じことを考えられていると思います。
エコや住居問題でなるべくゴミをなくしたい。物はいらないと思っておられます。

おせち料理の文化は続くと思いますが、重箱のあり方は変わっても良いのではないでしょうか?

そこで提案です。
マーケティング的に考えれば、このように重箱の使い方や保管で悩んでいる方が実際たくさんおられるということです。ということはそのような方にアプローチし、囲い込みを上手に行えばリピートされます。

具体的には、販売時に使用後の重箱どうされますか?とお聞きし、お預かりすることもできるはず。あるいは、「来年も同じ重箱をご使用いただけるのであれば、事前にお引き取りおうかがいさせていただきますのでご準備下さい。その際、重箱代の3000円分は値引きさせていただきます。」と言えば大義名分が経ちます。値引きの理由も明確です。

単純に値引くと質を落としたのか、量を落としたのかと勘繰られますが、重箱代をサービスさせていただくなんて、粋な計らいです。

重箱の管理が縁で、リピーターを増やすことができるかもしれません。
家庭の悩みを解決することが固定客化につながります。

年に1度しか使用しないものは、家で管理するのはたいへんです。
そこにビジネスチャンスがありそうです。

おせちを売るなら重箱の管理までしないと売上が伸びないのかもしれません。