時間概念が経営軸になっているか?
一つの仕事にどれだけの時間がかかっているか?

損益計算書や予算表には現れてきません。
工場ではないので関係ないと思うかもしれませんが、これが一番大事なのです。

効率化を図るためには、時間短縮が欠かせません。同じ業務内容や売上でも短時間で仕上げることを考えないといけません。売上は同じでも以前より時間がかかっているなら利益が出ていないということになります。

具体的に労働時間を業務ごとに計ることです。
業務完了報告書に売上や原価、粗利の記載は当然あると思いますが、時間は記載されていますでしょうか?同じ100万円の売上でも労働時間が違えば、営業利益は大きく変わってきます。

一つ一つの業務に対して時間を入れるのは面倒くさいと考えずに、おおまかな数字だけでも入れてみて下さい。

この時間の大切さを知っている企業ほど高効率で利益を出されています。製造業では当たり前なのですが一般の企業ではなかなか実行されていません。

時間というものを常に考えて仕事をすることです。
部下に指示を出す時にもいつまでに仕上げるのか時間を本人に言わせて下さい。その癖付けが、業績向上につながります。

どんな企業様へおうかがいしてもタイムカードは打刻されていますが、総労働時間や業務ごとの時間を管理されていません。このような状態ではなかなか利益がでないのでは?

効率的という言葉は、時間を管理するという意味を含んでいます。
時間を大切に考える集団こそが、プロの集団です。

プロ意識はやはり時間からだと思います。

時間は無限にありますが、仕事上では有限です。想定された時間内に仕上げることができるかどうか?

例えば、ある仕事を始める前に、どのくらいの時間で仕上げるのか想定していますでしょうか?結果としての時間管理だけではまだまだです。企画段階から時間軸を入れることです。

視点を変えて、仕事のあり方を考え直されてはいかがでしょうか?