経営理念や経営方針は、壁にかかっています。唱和もしていますというところが多いです。ところが私たちの目から見ると何かないのです。

実は経営数値に関する目標がないところがあります。嘘でも目標数値がないとどう頑張って良いのかわかりません。

業界特有の状況があり、目標数値を出せないという場合もあるかもしれませんが、数字がすべてです。どんな経営数値を目標とするのか、それが一番大事なはずです。

そのことを避けていては業績は向上しないと思います。つねに世の中や業界の風を受けて経営しないといけません。

自分たちがどうしたいのかは、経営理念や経営方針ではなく、目標とする経営数値に表れてきます。

実現可能な経営数値を掲げることが大切です。トップダウン式に社長が決めた数字だけでなく、従業員からの意見も考慮して皆が納得する目標を出されてはいかがでしょうか?

業績が低迷されている企業ほど数値がありません。数値らしきものが壁に貼ってないのです。数値は意識しないと達成しません。その体質からまず変えるべきだと思います。

数字、数字というのはいやらしい言い方かもしれませんが、数字がすべてです。
数字は意識し出した瞬間、行くようになります。

従業員教育でも管理者教育でもこの数値のことを教えることが教育です。現場の作業だけ終わっていたのでは、人は育たないでしょう。作業の延長で経験を積めばいつかはわかるだろうではダメです。

しっかりとした数値管理の教育が必要です。
そのためには、まず数値を意識させるためにも壁に目標数値をベタベタ貼ることです。いつも数値が目に入るようにして下さい。

社長室にも今期の目標数値がありますでしょうか?

数字のない経営というのはありえないと思います。