能力が高い人が、会社で評価されるとは限りません。
一番出来の良い方が出世されるかどうかもわかりません。

例えば、お客様と自社のどちらの立場で仕事をされていますでしょうか?

出来の良い、能力の高い人ほど、どちらもプラスになるように取り計らいます。それが一番良い方法だと信じて疑いません。

しかし、会社から見ると、「どっちの立場で仕事しているのんだ!」
ということになります。

何でもできる何でもわかっていると思って行動されている方ほど落とし穴があります。

基本的に会社に勤めている訳ですから、会社の一員としての行動が大事になってきます。冷たい言い方かもしれませんが、お客様が例え苦しんでおられてもある程度のところで線引きをしないといけません。自分は、会社の代表として、お客様と接しているわけですから・・・

ところが出来の良い方ほど、感情が入り、どこまでもお付き合いされます。お客様の会社の一員のようになってしまいます。よく言われるのは、どんなに好きな会社や経営者であっても同化してはいけないと・・・

自分の立ち位置を明確にして仕事をしなさいと言われます。
お客様もプラスになり、会社にもプラスになるように取り計らってやると思っていることがアダになる場合があります。

会社で評価される人は、会社側の立場で話をすることができる人。そのスタンスを常に持っている方です。

会社としてはそのような人に仕事を任せた方が安心です。

別に出世しようと思って仕事をされている訳ではないと思いますが、立ち位置を間違えると出世は遅くなると言われます。

ある程度自己満足で終わらないように、最終判断は、会社の一員としての判断をすることが大事だと思います。

思慮分別のある方がお客様のためにと頑張られるのは良いですが、若い方がスタンスを間違えると良くない方向に進んでしまいます。

会社が評価する人はどのような人なのか?人事考課表ではなく、言葉で表すことも大切なような気がします。

絶対に同化しないこと。
立ち位置を間違った仕事をすると苦労するのは自分です。