業績不振の企業ほどやっていません。気付いておられません。

「新年の発表会のようなものはされませんか?一年の方針を発表されませんか?」と心配するのですが・・・

いつも言っているから別段やらなくてもとか、従業員全員を集めることは難しいのでとおっしゃいます。だったら、紙1枚にまとめたものでも良いと思います。

いつしかこの新年の発表会がなくなっているようです。
大切な1年の始まりです。何か区切りとして方針を発表されてはと思います。

伸びている時はやりたいことがたくさんあり、発表会の時間も伸び伸びになります。聞く方がつらいくらい。しかし、業績が悪化してくると、そのような時間を取る余裕がなくなり、休止状態になっているところが多いです。

苦戦しているからこそ、方針が必要になってきます。この厳しい中、社長はどのようなことを考えているのか、従業員は心配しているはずです。少しでも話をされて、不安を取り除いてあげてはいかがでしょうか?

新年の発表会は、社内を一体化させる良いチャンスです。また社長自らの考えをまとめるチャンスでもあります。

今期の予算数値や取り組みたいこと、改善・改革に着手しないといけないことなど、話すネタは山ほどあると思います。調子のよい時はやるが、調子が悪くなるとやらないというのが一番良くないです。

私は仕事柄必ず、「新年の発表会はされますか?」と質問させていただきます。
その時の回答で業績がわかってしまいます。伸びている会社、伸びようとされている会社ほど、新年の発表会を大事にされ、業務にさし障りのないように時間を少しでも多く取られようとされます。

あるいは、発表会のレジメなどチェックして下さいと依頼されます。気合いが入っておられます。新年から飛ばして行くぞ!という意気込みが伝わってきます。

社長の目の色が変わらないと、会社の業績は変わりません。
だから、心に残る発表会を毎年開催して下さい。

俺の話なんか・・・と思っていても従業員は、しっかりと聞いておられます。
社長の一言が会社を変えます。

もうそろそろ準備をされてはいかがでしょうか?