ようやくリーマンショックの影響が地方都市にも及んできているようです。
昨年の今頃は、「武内さん、うちにはあまりリーマンショックの影響がないのですが・・・」とおっしゃっておられた方が、調子を落とされています。

概ね1年遅れでやって来た感じです。

企業規模からも同様のことが言え、まず大都市の大手企業から業績が悪くなり、徐々に中小企業に影響が及んで行きます。地方都市の場合でも県内の大手企業や企業規模の大きいところから影響が出てきます。

だから地方都市の規模の小さい企業への影響はこれからです。来年春までの数字はいかがでしょうか?もうすでに数字が読めなくなっておられる方もおられます。

うちなんて大きな景気の波は関係ないですよとおっしゃっていた方が、徐々に業績が悪化し出しています。

大手企業の話、大都市での話だと安易に考えないことです。景気の波はどんな企業規模、町にも来ます。来る時期が異なるだけです。

これから本格的に中小企業や個人事業主に影響が出てくると予想します。
大きな痛みを伴う改革が必要な局面も出てくると思います。

まずは、来年の予算組みを厳しく見ること。過去の数字からの予測ではなく、現実的な数字にすること。あるいは今の予算表を破棄してでも来年1月からの予算を見直されてはいかがでしょうか?

一度悪い景気の波が来ると、底が見えなくなる可能性があります。早め早めに手を打つことです。

今までとはちょっと違うぞぉと直感で感じるはずです。その時、どう動くか?それが鍵です。

もう変化を感じられている方が続々と出てきておられます。今までと同じでは生き残っていけない!

景気はいつから良くなるのですか?と最近、皆さんこの質問をされますが、景気が良くなれば自社の業績は単純に上がるでしょうか?

否。

景気の波が来た後は、新しいビジネスが出て来ると言われます。ビジネスモデルを再構築しないと、未来はないです。

だから逆に言えば、不景気はビジネスモデルを見直す良いチャンスです。チャンスを逃がさないように、時代に合わせることが大切です。