会議で使われている資料見せて下さいとお願いします。
出てきた資料でその会社の状況がわかります。

どこまで数字が開示されているか?
普通は、売上ベースでの資料が多いです。利益や部門別利益が出ていません。
これではどこが利益を出していて、どこが不採算なのか把握できません。

予算数値もすべて売上ベースです。そのため話に出て来るのは売上の話ばかり。利益獲得の方法や諸経費削減の話が出てこないのです。当然、そういう環境では原価意識が生まれてきません。

今の時代、売上だけの会議をしていては会社は良くなりません。予算と言えば売上!そんな時代はもう終わっています。しっかりとした資料を作って会議に臨むべきです。

売上だけの議論に終始していませんでしょうか?
売上を伸ばす方法論だけでなく、利益を出す、営業利益を出す方法論を議論しないと意味がないです。

そのためにはまず資料作りからです。部門別や商品別に利益を出すこと。諸経費は固定費と変動費に分けること。また本社費や共通配布費などを算出すること。こういった下資料がないと良い資料が作れません。

また経理担当者からだけの数字ではなく、営業の方も一緒になって使える数字にするためにはどのような協力が必要なのかを議論することです。

より精度の高い、使える数字に変えて行くことです。
だから年々進化した資料になっていることです。

会議資料は社員教育のレベルを表しています。どんな資料で会議をしているかで社員の意識は変わります。

売上の議論をする場が会議では寂しいです。
幹部会議に参加している方は、各部門長クラスのはず。小さな会社の社長と同じです。営業利益まで管理出来ていないと本来の役割を満たしていないです。

企業再生では、まず会議資料の整備から始めることをおすすめいたします。