とあるラーメン店での風景。
夜11時頃に入店。
ラーメンと餃子をオーダー。

ラーメンが来た瞬間、スープを一口。
熱々のスープ!
ラーメン店の基本はスープの熱さ。
以外とこのことを維持するのは難しいことです。熱いスープを出せるかどうか?これを続けることができると繁盛店へと近づくと言われます。

また、感心したのは、厨房のタイルを店員さんが拭いています。
帰り際に厨房を見るとピカピカに磨かれているのがわかりました。

誰に指示される訳でもなく、手が空いたら掃除。なかなかできるものではないです。社長や店長がいなくてもこの状態を維持されているのなら、繁盛されているのが想像できます。

繁盛店を作るには、当たり前のことが当たり前にできることです。社長や上長がいなくてもいつも普通にできること。

本部からのチェックが入らないと店は汚い状態だとか、スープがぬるいといったことが起こっていると危険です。任せることができません。必然的に数字は落ちてきます。

私たちコンサルタントは、いろんなチェック項目があってそれを一つずつチェックしている訳ではないです。いくつかのポイントを見れば、その店の営業状態がわかってしまいます。

遠隔操作ではないですが、当たり前のことができる店を作るのは一番難しいことです。体は一つしかないです。四六時中店に張り付く訳には行きません。従業員の教育をしっかりしておかないと飲食業では数字が上がりません。

夜11時過ぎて、客数の少ない時に自主的に清掃を行える従業員をどうやってつくるか?飲食の事業は、人づくりに尽きます。良い人を作れば数字は簡単に上がります。

でも言葉で言うのは簡単ですが、いざ自分の店で実行しようと思うとなかなか難しいものです。

人を育てる、教えるということに重点を置かないといつまで経っても苦労します。人づくりのできる会社こそが成長できるのです。

お客様がいない時、あなたのお店の従業員の方は何をなさっているでしょうか?閉店間際の時間にこっそりと顔を出せば、その店の売上はわかります。

当たり前のことにこそ意味がある!
それを理解させ、教えることが大事なことのように思います。